りいばらの中にまっすぐに立ってゐた。
「私は志木です。こゝの測量に着手したのは私であります。」帽子をとっていやに堅苦しくその男が云った。志木、志木とはてな、どこかで聞いたぞとおれは思った。
底本:「【新】校本宮澤賢治全集 第十二巻 童話5[#「5」はローマ数字、1−13−25]・劇・その他 本文篇」筑摩書房
1995(平成7)年11月25日初版第1刷発行
※底本の本文は、草稿による。
※本文中〔〕で括られた部分は、底本の編者により校訂された箇所である。
(例)云〔っ〕た。
入力:砂場清隆
校正:noriko saito
2008年8月25日作成
青空文庫作成ファイル:
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