古賀はたのしい期待をかけてゐる。
控訴公判の開かれる日の少し前、古賀は代筆で佐藤辯護士にあてゝ手紙を書いた。こんどの公判廷にのぞむ私の態度は、(原文六字缺)格別かはりのないものとして萬事よろしくおねがひいたします、と彼はその手紙のなかで言つたのである。
[#地から2字上げ](昭和九年七月・中公臨増)
底本:「島木健作作品集 第四卷」創元社
1953(昭和28)年9月15日初版発行
初出:「中央公論臨時増刊号」中央公論社
1934(昭和9)年7月
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:Nana ohbe
校正:林 幸雄
2010年3月11日作成
青空文庫作成ファイル:
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