ートにせよといふ改良論者はまた行き過ぎる。
風の日の外出には髪の網のやうに、褄止めの簡単な工夫が出来たら、もつと和服の着用者も颯々たる風を愛するやうになるだらう。誰人かによき考案を望む。
底本:「日本の名随筆37・風」作品社
1985(昭和60)年11月25日第1刷発行
1990(平成2)年10月31日第8刷発行
入力:渡邉つよし
校正:菅野朋子
2000年7月11日公開
青空文庫作成ファイル:このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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