すが、その時はじめて、先生の「あちらまかせ」といふ氣持を知る事が出來ました。深夜、先生の身邊机邊には、美女の靈がどれほど折重なつて、とりまいて、凝と思ひをこらしてゐた事でせう……
(昭和十六年六月發行『鏡花全集』第十三卷月報より轉載)



底本:「鏡花全集 月報」岩波書店
   1986(昭和61)年12月3日発行
底本の親本:「鏡花全集 月報4」岩波書店
   1974(昭和49)年2月
初出:「鏡花全集 第十三卷月報」岩波書店
   1941(昭和16)年6月
入力:門田裕志
校正:鈴木厚司
2006年11月1日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全6ページ中6ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
長谷川 時雨 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング