くらの手にまかしているのだ。それにぼくらはかれらを救う道具を見いだしえない。じつに情けないことだ。ぼくらは自分の責任に対してまったくすまないと思う」
「いかにもそうだ」とゴルドンも嘆息《たんそく》して、「しかしそれはぼくらの力でどうすることもできないことだ、しずかに運命を待とうじゃないか、きみの憂欝《ゆううつ》な顔をかれらに見せてくれるなよ、かれらはきみをなにより信頼してるんだから」
「それについてぼくはきみに相談がある。ぼくらはこの土地を絶海の孤島と認定してしまったが、まだぼくらの探検しつくさない方面がある、それは東の方だ、ぼくは念のために東方を探検したいと思うがどうだろう、あるいは東のほうに陸地の影を見いだすかもしれぬからな」
「きみがそういうならぼくも異議《いぎ》はないよ。五、六人の探検隊を組織《そしき》していってくれたまえ」
「いや、五、六人は多すぎる。ぼくはボートでもって平和湖を横ぎろうと思うのだ、ボートはふたりでたくさんだ、おおぜいでゆくとボートがせますぎるから」
「それは妙案《みょうあん》だ、きみはだれをつれてゆくつもりか」
「モコウだ、かれはボートをこぐことが名人だ、地
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