悔恨《かいこん》する日のきたらんことをいのるよ」
ゴルドンはこういって室を去った。
重苦しい一夜が明けた。
乳色の朝霧が平和湖をこめていた。日は森を出はなれてばら色の光を投げている。それはきのうと変わらぬ上天気を約束するかのようである。けれど、太陽のほがらかさにひきかえて、一同の心は、やみのように暗かった。支度《したく》もかいがいしく四人は、旋条銃《せんじょうじゅう》二個、短銃四個、おの二個、硝薬《しょうやく》若干《じゃっかん》、懐中磁石《かいちゅうじしゃく》一個、毛布数枚、ゴム製の舟、そして二日分の食物を携帯《けいたい》して、一同の見送りをうけた。しわぶきひとつするものもない、みなは悲しみに心をつつまれているのだ。
四人は牢固《ろうこ》たる決意にもかかわらず、一同の悄然《しょうぜん》とした顔を見ると、さすがに、心のうちしおるるのをおぼえた。だが、しいてさあらぬさまをつくった。
「ではさようなら」
「さようなら」
と一同がいった。
「ドノバン君!」と富士男はいった。「きみは三人の生命をあずかっているのだ。危険《きけん》のないようにたのむよ」
「心配ご無用」
ドノバンはこうぜ
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