二日物語
幸田露伴

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)観見世間是滅法《くわんけんせけんぜめつぽふ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)我|憲清《のりきよ》と

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「陷のつくり+炎」、第3水準1−87−64]

 [#(…)]:訓点送り仮名
 (例)一[#(ト)]声の

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)夢と見る/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
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     此一日

      其一

 観見世間是滅法《くわんけんせけんぜめつぽふ》、欲求無尽涅槃処《よくぐむじんねはんしよ》、怨親已作平等心《をんしんいさびやうどうしん》、世間不行慾等事《せけんふぎやうよくとうじ》、随依山林及樹下《ずゐえさんりんきふじゆげ》、或復塚間露地居《わくぶくちようかんろちきよ》、捨於一切諸有為《しやおいつさいしようゐ》、諦観真如乞食活《たいくわんしんによこつじきくわつ》、南無
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