ち大橋、忽ち両国橋を過ぎ、柳橋より車に乗りて家に帰りつ、其得たるところを合せ数ふれば壱百三十尾にあまりける。父上の悦び、弟の笑顔、妻孥の其多く獲たるを驚きたゝふる、いづれ我が胸に嬉しと響かぬも無かりき。



底本:「日本の名随筆32・魚」作品社
   1985(昭和60)年6月25日初版発行
   1987(昭和62)年8月10日第2刷
底本の親本:「露伴随筆 第一冊」岩波書店
   1983(昭和58)年3月初版発行
※底本中ではばらばらに用いられている、小さい「ト」と大きい「ト」は大きい「ト」に統一しました。
入力:とみ〜ばあ
校正:今井忠夫
2001年1月22日公開
青空文庫作成ファイル:
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