十《しじふ》島田《しまだ》。」
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女主人《をんなあるじ》にてなか/\の曲者《くせもの》なり、「小僧《こぞう》や、紅葉さん[#「紅葉さん」に白丸傍点]の御家へ參つて[#「の御家へ參つて」に傍点]……」などと一面識《いちめんしき》もない大家《たいか》の名《な》を聞《き》こえよがしにひやかし[#「ひやかし」に傍点]おどかす奴《やつ》、氣《き》が知《し》れないから不思議《ふしぎ》なり。
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[#地より5字上げ]明治二十八年三月
底本:「鏡花全集 巻二十七」岩波書店
1942(昭和17)年10月20日第1刷発行
1988(昭和63)年11月2日第3刷発行
※題名の下にあった年代の注を、最後に移しました。
入力:門田裕志
校正:米田進
2002年4月24日作成
2003年5月11日修正
青空文庫作成ファイル:
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