レーリー卿(Lord Rayleigh)
寺田寅彦

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)粉磨業《こなひきぎょう》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)涙|脆《もろ》く

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「王+干」、第3水準1−87−83]

〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)〔e'chelon grating〕
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://www.aozora.gr.jp/accent_separation.html
−−

 レーリー家の祖先は一六六〇年頃エセックス(Essex)州のモルドン(Maldon)附近に若干の水車を所有して粉磨業《こなひきぎょう》を営んでいた。一七二〇年頃ターリング(Terling)に新しく住家を求め、その後 Terling Place の荘園を買った。その邸宅はもとノリッチ僧正(Bishops of Norwich)の宮殿であった。その後ヘンリー
次へ
全58ページ中1ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
寺田 寅彦 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング