ヲ[#「てへん+綴のつくり」、185−13]捨而隨[#レ]之。水蟲馬糞。皆※[#「火+(世/木)」、第3水準1−87−56]而食[#レ]之。……九月初。城中※[#「此/肉」、185−13]骼山積。斷髮滿[#レ]路。天日爲昏。存者十之一二。枯垢如[#レ]鬼。河牆下敲[#二]※[#「てへん+綴のつくり」、185−14]人骨[#一]。吸[#二]其髓[#一]。
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といふ。明末には可なり多數の宣教師が支那に入り來り、その若干は開封にも滯在し居つた。その一人なる Roderic de Figueredo(費樂徳)の如きは、開封陷落の時に城と運命を共にして溺死した(〔Cordier; Histoire ge'ne'rale de la Chine. Tome III, p. 84〕)。從つてこの開封の慘事は、彼らの記録にも傳へられてある。Martin Martini(衞匡國)の所傳は、下の如く大體に於て『守※[#「さんずい+卞」、第3水準1−86−52]日記』や『大梁守城記』とよく一致して居る。
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六ヶ月間に亙る{賊軍の}攻圍によつて、開封城中の食糧が竭き
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