の蒲姓の一族の仕官を禁じた。さらぬだに色目人の威勢の傾いた時に、官途の禁錮まで受けては、愈※[#二の字点、1−2−22]社會に於ける蒲姓の面目が失はれた譯である。此の如くして福建の蒲姓は次第に衰微して、遂に世間の視聽の外に埋沒し終つた。
底本:「桑原隲藏全集 第五卷 蒲壽庚の事蹟 考史遊記」岩波書店
1968(昭和43)年2月13日発行
底本の親本:「宋末の提擧市舶西域人蒲壽庚の事蹟」東亜攻究会(上海)
1923(大正12)年11月発行
※「蒲壽庚の事蹟」の、本文のみ(底本28〜30、64〜67、126〜131、167〜170、198〜200頁)を入力した。
※本文に付された注釈番号は、入力しなかった。
※以下の3字下げを、2字下げに改めました。「元以[#二]〔蒲〕壽庚有[#一レ]功。官[#二]其諸子若孫[#一]。多至[#二]顯達[#一]。泉人避[#二]其薫炎[#一]者十(?)餘年。元亡廼|已《ヤム》。」
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:はまなかひとし
校正:米田進
2003年4月2日作成
2004年4月1日修正
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