花守
横瀬夜雨
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)生血《ライフ、ブラッド》を以てす
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)一々|椋實珠《むくろうじゆ》のやうに
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「にんべん+(「育」の「月」に代えて「冉」)」、147−下−8]
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)われ/\の
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
我が夜雨の詩を讀みたるは、七八年前某雜誌に載せられたる『神も佛も』といふ一長篇を以て初めとなす、當時彼の年齒猶少、その詩想、亦今より見れば穉簡を免れざる如しと雖も、我は未だ曾てかくばかり文字によりて哀苦を愬へられたることあらず、我が彼と交を訂したるは、爾後兩三年の間にあり、彼生れて羸弱、脊髓に不治の病を獲て、人生の所謂幸福、快樂なるもの、幾んど彼が身邊より遠ざかる、彼に慈母ありて愛撫※[#「にんべん+(「育」の「月」に代えて「冉」)」、147−下
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