}ゾフ式にやるさ」
「それはあの『すべてが許されている』というやつですか? 本当にすべてのことが許されているというのですか、そうなんですか、そうなんですか?」
イワンは眉をひそめたが、急に不思議なほどまっさおな顔になった。
「あ、おまえは、昨日ミウーソフが腹を立てた、例の文句をもちだしたんだな……、あのとき、ドミトリイが不細工に飛び出して、あの文句をくり返したっけな」と彼はゆがんような薄笑いを漏らした、「ああ、ことによったら、『すべてが許されてる』かもしれないよ。綸言《りんげん》汗のごとしさ、それにミーチカのこじつけもなかなかうまいぞ」
アリョーシャは黙って兄を見つめた。
「僕はね、アリョーシャ、ここを去るに当たって、世界じゅうでおまえだけは親友だと思っていたんだが」と、突然思いがけない真情をこめてイワンが言った、「今となってはおまえの胸にも、僕をいれる場所がないことに気がついたよ、可愛《かわい》い隠者さん。だがね、『いっさいのことが許されている』という定義は否定しないよ、ところで、どうだい、おまえはこの定義のためには僕を否定するだろうね、え、え、そうだろう?」
アリョーシャは立
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