ャは答えた。「僕はここへ来る途中、そのことについてはもう考えておきました。まあ、考えて御覧なさい。この場合、どうして見下げたところなんかあり得るでしょう。僕らだって、あの人と同じ人間じゃありませんか。世間の人はみんな、あの人と同じ人間じゃありませんか。ええ、僕たちだってあの人と同じことです。けっしてすぐれてはいません。たとい仮りにすぐれていても、あの人の境遇に立ったら、あの人と同じようになってしまいます。ところがあの人の心はけっしてあさはかではない、かえって非常に優しいところがあります……いいえ、リーズさん、あの人を見下げるなんてことはちっともありません! 実はね、リーズさん、長老が一度おっしゃったことがあります――人間てものは子供のように、しじゅう気をつけて世話をしてやる必要がある。またある者は、病院に寝ている患者のように看護してやる必要さえあるって……」
「まあ、アレクセイさん、偉いわね、病人にしてやるようにして、わたしたちは人を見てあげましょうね!」
「そうです、見てあげましょう、リーズさん、僕はいつでも喜んで見てあげますよ。しかし、僕はまだ本当に準備ができてない気がしています。
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