潟ーシャを出迎えて控え室まで駆け出した。
「あなた、あなた、あなたは新しい奇跡のことを書いたわたしの手紙を御覧になりまして?」
と夫人は早口に、いらいらしているように言いだした。
「ええ拝見しました」
「みんなにひろめてくださいましたか、みんなに見せてくださいましたか、あのおかたは母親に息子を取り戻しておやりなすったのです!」
「あのおかたは今日お亡くなりなさいます」
「そうですってね、聞きましたわ、知ってますわ。ああ、わたしはあなたと話したくてたまりません! あなたでなければ誰かほかの人と、このことを話したくてたまりません! いいえ、やはりあなたと、あなたに限りますわ。ですけれど、わたし、長老様にどうしてもお眼にかかれないのが、残念でたまりません! 町じゅうのものが大さわぎをして、誰も彼も待ち受けているのです。けれど、今……あなた、カテリーナさんが今、ここへ来ていらっしゃるのを御存じ?」
「えっ、それは好都合でした!」とアリョーシャは叫んだ、「じゃ、僕はお宅であの人に会わしていただきましょう。あの人が今日ぜひたずねてくれるようにと、昨日、僕にくれぐれもおっしゃったのです」
「わたし
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