の申し上げることを残らず信じていただこうなどという、大それた望みは持っておりませんけれど、けっして軽はずみな考えで、ただいまこんなことを申し上げるのではないことは、どこまでも立派に断言いたします。ほんとにこの来世という謎のような考えが、苦しいほど、恐ろしいほど、わたくしの心をかき乱すのでございます……それだのに誰にこの苦しみを訴えたらよいか、生涯わたくしは存じ及びませんでした……けれども今、わたくしは思いきってあなたにこれをお訴えいたします……。まあ、ほんとにあなたは、このわたくしをどんな女だとお思いあそばすでございましょう!」夫人は思わず手を打った。
「わしの思わくなぞ懸念することはありませんぞ」と長老が答えた。「わしはあなたの悩みの真実なことを、どこまでも信じきっておりますじゃ」
「まあ、ほんとにありがとうございます! それで、わたくしはよく目をつぶって、こんなことを考えるのでございます――もしすべての人が信仰を持っているのだったら、どこからそれを得たのでしょう? ある人たちの説くところでは、すべてそれは、初め自然界の恐ろしい現象に対する恐怖の念から起こったもので、本来は何もあるも
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