して描いたものを一品々々|蓄《た》めておいたのなどが、個人展に並んだら、却って面白かろうと思います。
そういう作品にこそ、よくその作家の好みや個性があらわれる筈ですから、そんな作品が十点二十点と並んだら、面白いと思いますが、個人展というと、非常に努力したものが多くて、作家の端的な気もちが、すかっと出ているようなものを、あまり見かけないのはものたりません。
底本:「青眉抄・青眉抄拾遺」講談社
1976(昭和51)年11月10日初版発行
1977(昭和52)年5月31日第2刷
初出:「大毎美術 第十三巻第六号」
1934(昭和9)年6月
入力:川山隆
校正:鈴木厚司
2008年7月30日作成
青空文庫作成ファイル:
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