きさえすればきっと立派な日本の子となれるでしょうから」
わたくしは、今もあのときの姉妹の髪と色白の横顔とが忘れられない。
わたくしは、天平の上※[#「藹」の「言」に代えて「月」、第3水準1−91−26]を思うたびに、あのお二人を憶い出し、あの姉妹を思うたびに天平時代の女人を憶い出すのである。
底本:「青眉抄・青眉抄拾遺」講談社
1976(昭和51)年11月10日発行
入力:鈴木厚司
校正:川山隆
2007年4月24日作成
青空文庫作成ファイル:
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