もの、これに拠りて成る。ふっと私は、忘れた歌を思い出したような気がした。たあいない風景ではあったが、けれども、私には忘れがたい。
あの夜の女工さんは、あのいい声のひとであるか、どうかは、それは、知らない。ちがうだろうね。
[#地から1字上げ](「若草」昭和十四年二月号)
底本:「新樹の言葉」新潮文庫、新潮社
1982(昭和57)年7月25日発行
初出:「若草」
1939(昭和14)年2月号
入力:土屋隆
校正:鈴木厚司
2005年10月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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