きれい》な走馬燈のような気がして来て、ああ、覗《のぞ》くなら覗け、私たち親子は、美しいのだ、と庭に鳴く虫にまでも知らせてあげたい静かなよろこびが、胸にこみあげて来たのでございます。
底本:「きりぎりす」新潮文庫、新潮社
1974(昭和49)年9月30日発行
1988(昭和63)年3月15日29刷改版
2001(平成13)年5月5日53刷
初出:「若草」
1937(昭和12)年10月号
入力:土屋隆
校正:鈴木厚司
2005年10月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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