景岡秀三郎は、この方がいい――というように、頸を振って口の中にはいったチェリーの粉をペッペッと排《は》き乍ら、狂いそうなウレシサ、とてもたまらないタノシサ――を感じていました。



底本:「怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像」ちくま文庫、筑摩書房
   2003(平成5)年6月10日第1刷発行
初出:「探偵文学」探偵文学社
   1935(昭和10)年3月号
入力:門田裕志
校正:川山隆
2006年11月13日作成
青空文庫作成ファイル:
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