ー云いながら食べて居る「おでん」を一寸たべて見たいと云う様な気になるのもこれからだ。
もう用がなければ夜は出たくなくなって来た。
着物をしっとりと重くして鼻の先の赤くなるのを気にしながら人通りもない道を歩いた処ではじまらない、ほかほかとした炬燵が恋しい。
底本:「宮本百合子全集 第三十巻」新日本出版社
1986(昭和61)年3月20日初版発行
※1914(大正3)年11月1日執筆の習作です。
入力:柴田卓治
校正:土屋隆
2008年2月28日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全2ページ中2ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング