盟の実例によって、わたしたちみんなにわかってきた。婦人の参加しないストライキ、小作争議というものは、今日はもうどこにもありません。
 大衆の先頭に立って闘うプロレタリアの党に献身的に活動する婦人がふえ、しかもあらゆる社会の層からそういう人々が出て来ることはまことに当然です。今後はますます勇敢な勤労婦人がプロレタリアの党のために働き、百人千人の前衛婦人が生れるでしょう。
 一人でも多く勇ましく、しっかり闘うプロレタリアの婦人がいることを知るのは何という大きなわたしたちのよろこびでありましょう![#地付き]〔一九三三年二月〕



底本:「宮本百合子全集 第十四巻」新日本出版社
   1979(昭和54)年7月20日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第5刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第九巻」河出書房
   1952(昭和27)年8月発行
初出:「働く婦人」
   1933(昭和8)年2月号
入力:柴田卓治
校正:米田進
2003年5月26日作成
青空文庫作成ファイル:
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