労働条件の悪化、いくら戦争をしても減らない三百万人の失業者の苦しみ、労働者農民を絞め殺す白テロに抗して、勇敢に闘われなければならぬ時です。たとえばこういうメーデーがわたしら働く婦人の生活にとってどんなに大切な意味をもっているかということを、わかり易く私らに告げるのは、どの婦人雑誌でしょうか。『働く婦人』があるだけです。だからこそ、日本プロレタリア文化連盟や、そこから出る『働く婦人』をぶっ潰そうとかかるのです。
わたしら働く婦人は日本プロレタリア文化連盟に加えるブルジョア・地主の政府の暴圧に絶対反対です!
プロレタリア・農民を不幸にするしか能のないファシズムの文化に絶対反対です!
[#地付き]〔一九三二年四月〕
底本:「宮本百合子全集 第十四巻」新日本出版社
1979(昭和54)年7月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第5刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第九巻」河出書房
1952(昭和27)年8月発行
初出:「働く婦人」
1932(昭和7)年4月号
入力:柴田卓治
校正:米田進
2003年5月26日作成
青空文庫作成ファイル:
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