のである。
 農村の自主化、都市労働者の生産管理による必要物資のより多量の生産、消費者の自主的な組織と政治的見識ある食糧委員会の活動、この三つが一つの線となって結び合い、倶に活動して、はじめて人民戦線活動の一翼としての食糧問題も動き出せる。人民戦線の実体は、決して利益にあつまる烏合の衆ではないのである。[#地付き]〔一九四六年二月〕



底本:「宮本百合子全集 第十六巻」新日本出版社
   1980(昭和55)年6月20日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第4刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第十二巻」河出書房
   1952(昭和27)年1月発行
初出:「サンデー毎日」
   1946(昭和21)年2月3日号
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2003年9月14日作成
青空文庫作成ファイル:
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