生活の理想と実際
宮本百合子
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【テキスト中に現れる記号について】
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(例)[#地付き]〔一九三七年十一月〕
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社会生活のあらゆる面が今日のように複雑だと、実際生活の合理化といっても家事整理の手間を出来るだけ省くとか二重生活の煩をさけるとか申すことに止めがちです。その範囲でいえば、私は境遇の上の理由から仕事とその仕事の本質的な方向の成長のために日常生活を出来るだけ単純にしておりますし書生生活でやっております。
[#地付き]〔一九三七年十一月〕
底本:「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
1981(昭和56)年3月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第4刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第十五巻」河出書房
1953(昭和28)年1月発行
初出:「婦人公論」
1937(昭和12)年11月号
※「一、私はこうして実際生活の合理化を行っています。二、社会生活、家庭生活に於てこうした点こそ合理化されなければならないと思います。」への答え。
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2003年
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