一 ― 二 一 六
漁業 三 一 ― ― ― ― 二
酒造業 一 五 ― ― 一 一 二
著述業 四 二 一〇 四 ― 二 六
教員 八 三 三 ― 一 二 一七
無職 六 四 四 ― 一 四 六
其他 一一 一二 三五 一 ― 八 二〇
僧侶 三 ― 二 ― ― ― 二
計 一四一 九三 九二 五 一四 三九 八〇
こうして見ると、一番多くの代議士を出している自由党が、ひと手に五十七人もの社長重役をもっている。これは自由党の当選者一四一人の殆ど半数が、そういう資本家たちで占められているということである。次に、「無職」というのが二十五名もいる。今のこの世の中で働かず稼がず無職で暮せているということは、その人々がわたし達の生活と全くちがう経済の足場をもって不労所得で生きているということを物語っている。生きているばかりでなく、金のかかる選挙にのり出しているとすれば、この「無職」が失業でないということは実に明白である。自由党、進歩
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