いうので又わるくなればいつでも病院に入れて、病気になりながらよく修理で働いたというので感状とかをもらってかえった由。持病もってゆきよってのう、すごい奴ちゃ。上のお寺の坊さんは四年になるのにまだかえりません。大方それは坊さまじゃからだろうというこってありますよ、あとからあとからとぶらいせんならんからのう。成程ねえ。そうならかえられっこないわねえ。秋本精米所のおじさんは心持のいい人だが、おかみさんを失ってまるで病人かと思う程げっそりして居ります。うちでなおそうとして手おくれしたのですって、腎臓を。お米の俵をあつかって無理したからだって。ではこれで〆切りにいたします、出すのはあしたにしましょうね、私はおひろいにならないのだから。
七月二十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 山口県島田より(封書)〕
七月十九日 島田からの第三信
いま午後三時すこし前。私はこの手紙を大変珍しいところで書いているのよ。店のあのびっこになったテーブルで。うち中、今日は私一人。お留守番。
午前十一時ごろ電話がかかって来て、友ちゃん出たら、どちらにいらっしゃいます? 川へ行ってです(お母さんのことよ)、一寸およびし
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