ろいろあたりの生活の動きが響いて来て。水を出したりいろいろしていて。今夜もうんと早ねをしてみます、ダルク眠たくなくなるように。明日は朝そちらへゆくつもりよ。さもないと青いものを入れられませんし、なるたけ早いうちにお中元をすましてしまいたいから。ほんとに落付ききらないうちに。

 七月十五日 (消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 徳山駅にて(徳山市街の一部(※[#ローマ数字2、1−13−22])、徳山市熊野神社(※[#ローマ数字3、1−13−23])、縣社遠石八幡宮(※[#ローマ数字4、1−13−24])の写真絵はがき)〕

 ※[#ローマ数字2、1−13−22]ここのエハガキはおやしろばっかりで中学のがないのね。あればいいのに。珍しく涼しくて混んだ汽車でも大助りでした。この分でしたらきょうも曇天ね。ここまで来て二時間も待つのは可笑しいこと。汽車の中では、ヴォードレイル伝というのを読み初めてこの詩人の生活を知りました。十九世紀のロマンティストというものの意味も突[#「突」に「ママ」の注記]めて考えながら。ハイネとの比較。

 ※[#ローマ数字3、1−13−23]大雨の被害は静岡までに目につきます
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