あることです。
 詩集のこと、火曜日に笑ったように。でもユリがだよって、そうかしら、そうお? 私だけ? 私だけならつまらないと思います。あなたの方にダラダララインがないのはあなたにとって何というお仕合わせでしょうね。私の方は閉口ね。ダラダララインに到る迄に小ダララインだの、あわてラインだの、ハット思いラインだのっていうのが散在しているのよ。そして私は自分でそのラインにひっかかって、赤くなったり蒼くなったりよ。
 うちでは牛乳を一合だけとることにしておいてようございました。今はもうとれません。そのとっている分も場所が変ると駄目なの。玉子は市場では二人で一ヵ月五つ位。玉子と云えば、私よく思い出します、いつか夜仕事していて、おなかがすいて玉子を茹《ゆ》でたらいそいでいて何か工合がわるくて、カラをむいたらカラにくっついてまるであばたのゆで玉子が出来たでしょう。そしたらあなたは、いかにも妙な顔をして、おなかが空いていたのにあがらなかったわね。あれをよく思い出します。あなたは不自然なような、変なことやものが、ひとりでにおきらいね。感覚的におきらいね。〔中略〕
 封緘のことはもう大丈夫よ。あっちこっ
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