心理的に前のときとは大ちがいです。先のときは同じ状態でつづいている人達の方へとかく目をひかれがちな心理もありましたが、今はもっと自主的よ。自分としてしてゆく勉強も仕事の蓄積もわかっていると感じられます。一つには、不安でより合っても、何一つ互に力がないということがはっきりわかっていることもあり、めいめい自分で方策をたててゆくしかないということもわかっている故でもありますが。その点でもそれだけ移って来ているわけです。いろいろな推移の中にめいめいのうけようというものが又あるのね。そのこともつよくわかります。その性格的なものの中におのずと救いも亦あるのね。悲観といううけかたをしていないこと、おわかりになるでしょう? 私が粘って考えているのは、この前手紙で云っていたでしょう? 一番自分が傷をうけるにいいおしり[#「おしり」に傍点]を見つけるという点です。いずれどこかが無理なのは知れている以上、重点を明らかにして、そのためにはおしり[#「おしり」に傍点]に少しのやけどはしかたもないと思うわけです。益※[#二の字点、1−2−22]芸術家にとって貴重なものとなって来ている時間を一番重点的に充実させてゆ
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