八)[#「(八)」は縦中横] 一九三六・一〇・二一  百合子へ
*『療養新道』*『栄養食と治病食』*『内科読本』*『国民保健読本』
(九)[#「(九)」は縦中横] 一九三六・十一・二  百合子へ
 プーシュキン*ツルゲーネフ*フローベル*ゲエテ全集目録
(十)[#「(十)」は縦中横] 一九三六・十二・二六  百合子へ
 プーシュキン全集目録
    ――○――
 以上の中、林の『わが七十年を語る』『リカアドウ』は目下本屋にたのんであります。『ヘーゲル伝』は近日お送りいたします。ブランデスの『ゲーテ』はよんでおかえしになったのではなく、数が多すぎたので一旦送りかえした本の中に入って来たのではなかったでしょうか。もしおよみになるのだったら又入れましょう。
    ――○――
 三月二日づけのお手紙をありがとう。一通りよんだときいろいろの感情を経験し、それからずっとその感情を感じつめて、結局私が貴方に向っていうことは心からのありがとうであるとはっきりしました。ありがとう。
 あなたが私の生活について考えて下さるだけ考えてくれている人はない、本質的に。ディテールについては又別にかきましょう、特に父について。それはそれとして、又おのずからお話しもあり。それから私は随筆的存在ではないし、本もそうではないし、そういう生きかたをし得るものでもないでしょう? 元来。一人の女としての愛情から云ってさえも――
 今『都』へ「文学における復古的提唱に対して」書いています、四回。
   附録 一枚
「わが視野」の内容の概略を一筆。
 社会時評、文芸時評、作家研究、随筆で、社会時評はいろいろ。文芸時評は「迷いの末は」25[#「25」は縦中横]枚、横光厨房日記の批評、「ジイドとそのソヴェト旅行記」「文学における今日の日本的[#「日本的」に傍点]なるもの」24[#「24」は縦中横]枚、「パアル・バックの作風その他」10[#「10」は縦中横]枚、「子供のために書く母たち」15[#「15」は縦中横]枚、「『大人の文学』論について」(林房雄、小林秀雄らの提唱に関して)10[#「10」は縦中横]枚、「十月の作品評」12[#「12」は縦中横]枚、「自然描写における社会性について」15[#「15」は縦中横]枚、「『或女[#「或女」に傍点]』についてのノート」15[#「15」は縦中横]枚、「今日の文化における諸
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