て「現代の心のかぎりをこめて」書かれた人生の色彩濃い物語りであり、同時によしや現代がいかようであろうとも、そこを生きる我々は、歴史の明暗の全面に全心をもってふれ、希望をまもり、生きぬくことで悲傷さえも人類の宝となし得る人間の豊富さに達したいという切な願いを覚えさせる本なのである。[#地付き]〔一九三九年六月〕



底本:「宮本百合子全集 第十一巻」新日本出版社
   1980(昭和55)年1月20日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第5刷発行
親本:「宮本百合子全集 第八巻」河出書房
   1952(昭和27)年10月発行
初出:「法政大学新聞」
   1939(昭和14)年6月5日号
入力:柴田卓治
校正:米田進
2003年2月17日作成
青空文庫作成ファイル:
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