の仕事の実質で、女全体の社会にとい得る価値を高めるように押してゆくべきでしょう。女の職業と仕事との分裂した評価が女の側からさえ行われている間、仕事そのものの内容や評価も、自然客観的には低められ、歪み無気力なディレッタンティズムの中にかがまってしまうことになると思います。[#地付き]〔一九三七年七月〕



底本:「宮本百合子全集 第十四巻」新日本出版社
   1979(昭和54)年7月20日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第5刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第九巻」河出書房
   1952(昭和27)年8月発行
初出:「婦人公論」
   1937(昭和12)年7月夏季特輯号
入力:柴田卓治
校正:米田進
2003年5月26日作成
青空文庫作成ファイル:
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