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9月25[#「25」は縦中横]日
緑と赤の「子供の家」に 「市電ストライキをオー援しましょう!」
臨時托児所のこと
◎雨のふる日 しみじみ砂場がほしい
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おやつ一人二銭五リあて、
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四月 玄関先のこわれたブランコのまわりの子供
男の子も女の子も仲よく
「ここ工場にしようよ」
「うん、これあたいたちの工場にしようや」
「ブランコ工場だよ」
女の子は手拭をかぶって働くまね。そのうち本当になおそうとして汗をかいてすっかり組立てた。
――――――――――
お母さんへ!
エプロンをかけてよこして下さい ズロースをはかせて下さい てぬぐいをもたせて下さい。
底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
1981(昭和56)年5月30日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第2版第1刷発行
初出:同上
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2004年2月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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