は夜が明けるようなものである。何程夜明けを早めようとしても、時がこなければ太陽は現われない。われわれは常に用意しておればよい。そして自然に夜の明けるのを待てばよい。やがて太陽は光芒一箭、雲間を破ってその陸離たる光彩を燦然と輝かすのである。



底本:「日本の名随筆23 画」作品社
   1984(昭和59)年9月25日第1刷発行
   1991(平成3)年10月20日第12刷発行
底本の親本:「藝術のエスプリ」中央公論美術出版
   1982(昭和57)年2月発行
入力:加藤恭子
校正:門田裕志、小林繁雄
2005年5月3日作成
青空文庫作成ファイル:
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