義社会の転覆以外にはない、ということを知ったのです。
B・われわれの周囲におこる問題の解決を曖昧にせぬこと。
そしてその解決のためにはいかなる権威にも屈せぬことです。
そして、われわれは、マルクス主義・レーニン主義を体得することによってのみ真に確信ある行動をとることができます。
C・「特に楽しいことと特に苦しいこと」というような、特別なことはありません。
われらの日常は物質的にも、社会的にも苦しみそのものです。がしかし、この苦しみのうちにこそまたわれわれの楽しみがあるのです。
たしかに、われわれは、鎖以外に失う何ものも持たず、そして獲得すべき全世界を持っているのです。
[#地から2字上げ]――『サラリーマン』一九三一年一月号――
底本:「野呂栄太郎全集 下巻」新日本出版社
1994(平成6)年12月5日初版発行
初出:「サラリーマン」
1931(昭和6)年1月号
※「植民地」というのは編集部によると「北海道」のこと。
入力:山田剛
校正:川向直樹
2004年6月27日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://
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