ーペン政府自身が大体次の様に言っています。
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我々はあらゆる私的な世界観を斥ける、そしてキリスト教の永遠の真理を擁護する。
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 そう云ってるのでもよくわかる通りに、現在のドイツに於けるファシズムの発展と共に、宗教の役割が非常に重要になって来る。これらはハイデッガー哲学が一般に受け入れられる理由だと思います。
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戸坂 ハイデッガーの受け入れられるのは、カトリックの哲学としてよりも、むしろ、資本主義の行詰りの小ブルジョアへの反映として説明された方が一般的ではありませんか。
C そういう点もあると思います。しかし先に私が言おうとしたことは、ハイデッガー哲学が非常にカトリック的色彩を持っているということに関して、現在ドイツに於て、カトリックの著しい復興が指摘される、そういうことであります。
戸坂 異議ない。
B ハイデッガーがプチブルに投ずるからといって、それを主にプチブルの気分の反映として見ることは多少疑問の余地があるでしょう。たしかにそうした方面をモメントとして内包しているとは思うが、やはり本質的にはプチブルでなく、危機に瀕したブルジョアジーの気持の一面を表わしているものじゃないでしょうか。
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 戸坂氏の言われたように、自然科学に対するブルジョア哲学の多少とも肯定的な態度が新カント主義を以て終ってることは強調さるべきだと思います。
 ブルジョアジーが自然科学や技術を発展させる力がなくなって来た場合に、そうした情勢の下で、ハイデッガー哲学が現われたのは必然的現象であるという点、この点が強調されなければならぬでしょう。
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C D君も同様なことを寸時いわれましたが、もっとよく説明して下さい。
D それはB君の如し。小ブルジョアの不安に投じているからといって、それを小ブルジョアの生活反映として考えることは間違いではないかと思う。僕は今迄の話を聞いて、思い出していたのは、ドイツの今話された哲学傾向と日本の最近の農本主義のイデオロギーとが非常に密接な関係があるという点である。
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 農本主義イデオロギーに対しても、山川氏達はそれが農村の独立小生産者のイデオロギ
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