な大変な骨折りをしているのは当然で、文部省のお役人と甲子園の英雄諸君とは、この五大学リーグ戦加盟の大学が、最も恐懼している存在なのである。
併し法・明・立の諸大学は何と云っても、精々おこぼれを頂戴しているに過ぎない。本体は早稲田と慶応とにあったので、この二つの大学に取ってはリーグ戦は全く死活問題なのだ。有力な多数の先輩を有っているこの二大学、即ち財閥を直接背後に持っているこの二大学は、財閥の手前から云ってもリーグ戦はおろそかに出来ない義理がある。それが学生の意識に反映すると例の勇敢な大応援団[#「大応援団」に傍点]が出来上る。それから学外のファン組織も出来上る。応援団が単に選手を応援しているなどと思っては大間違いで、応援団学生は自分の大学の財閥を応援しているのである。彼等の先輩が開拓した地盤を大学の名誉ある伝統の名のために応援しているのである。彼等はグランドで正々堂々と就職運動をやっているのだ。早慶の応援団が卓越して勇壮なのはこういう就職運動にうっかり身が這入り過ぎるからでこういう「スポーツマンシップ」はたしかにラヂオ体操などでは発揮出来ない。
それだけに問題はいつも早慶を中心にし
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