獅)入る]であることを仮定しよう。この場合Sr[#「r」は下付き小文字][#「Sr[#「r」は下付き小文字]」は縦中横]とIg[#「g」は下付き小文字][#「Ig[#「g」は下付き小文字]」は縦中横]とは既知の項であるが、D′[#「D′」は縦中横]は未知項である。云い換えればこの形式的な記号関係はまだ必ずしも「幾何学的直観が空間直観に基く」という命題とは同一でない。併し若しD′[#「D′」は縦中横]=Dであることが見出されたならば、即ち+D′[#「+D′」は縦中横]とは思惟が空間直観に結び付くことであるということが何処からか見出されたならば、「幾何学的直観は空間直観に基く」こととなる。即ち吾々は[#式(fig43263_09.png)入る]の式のD′[#「D′」は縦中横]に相当するような思惟内容を何処からか探し出して来れば好いわけである。而もこの方法に於ては前の方法とは異りこのような思惟内容はただ一つ見出されれば充分なのである。
この方法を実際的に用いるに当って次の二三の考察をしておく必要がある。向に私は経験的直観と純粋直観とを区別し、空間直観は純粋直観に属することを述べた。今もし
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