オた私有者は、自由に、この労働力を最も能率よく使用せしめることによって、労賃以上の売値に相当するだけの価値を有つ商品を生産せしめる。こうやって出来上った商品の価値[#「商品の価値」に傍点]はだから、使用した労働の価値[#「労働の価値」に傍点]よりも多いわけである(その多いだけの価値が余剰価値[#「余剰価値」に傍点]と名づけられる)。即ち、私有者は支払った労賃以上の価格[#「価格」に傍点]で商品を売ることによって利潤[#「利潤」に傍点]を居ながらにして受け取るのである(無論この限りでの利潤は、その一部分が余剰価値のそれ以上の再生産の種として、すぐ様引き上げられねばならぬが)。この利潤は無論労働力の売渡し人には帰らない、彼等にはすでに労賃が、而も時価という正義ある価格で、合意の上、支払われてあった。――だがそれにも拘らず、余剰価値は、労働力所有者の労働によって生産されたものだという事実に、変りはない。処がそれが、労働する代りに労働力を購買・管理するだけの労を取ったに過ぎない労働手段・労働対象の私有者の手に、帰するのである。だからこの関係は Usurpation である。之は私有者の悪意や善
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