達をする。それは決して嘘ではない。――では自然科学的理論のかかる論理的展開(夫は自然科学にとって内部的[#「内部的」に傍点]な規定と見做されている)と、社会から来る例の外部的[#「外部的」に傍点]諸規定とは、どう関係するか。恰もここに、自然科学(一般に科学がそうなのだが)のもつ社会性・イデオロギー性の、根本的な問題が横たわる。と云うのはイデオロギー性とは、科学の社会性[#「社会性」に傍点]とその論理性[#「論理性」に傍点]とを噛み合わせた処の概念だったからなのである*。
それはこうだ。
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* イデオロギーは決して単なる社会学的範疇ではない、同時に論理学的範疇なのである。この点に就いては拙著[#「拙著」は底本では「拙者」]『イデオロギーの論理学』〔本全集第二巻所収〕を一貫して説明を試みた。なお「諸科学のイデオロギー論」(拙著[#「拙著」は底本では「拙者」]『イデオロギー概論』〔同上〕の内)を見よ。
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一般に科学に於てそうであるが、自然科学に於ても亦、科学の論理性が一等露骨に表面に現われるのは、その範疇と範疇組織とに於
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