m#「大衆化」に傍点]ではない。科学はそれが実際化されると否とによって、科学的真理を変更すべき何の理由も有たないから。科学的真理の保持者は科学自身[#「科学自身」に傍点]にあるのであって、科学の実際化[#「科学の実際化」に傍点]にあるのではない。それ故、プラグマとしての実際的事物に応対する人間・実際家[#「実際家」に傍点]は、結局、理論家[#「理論家」に傍点]の業績の科学的価値に容嘴する権利を持ち合わさない。実際家の集団は理論家の夫を優越し得ない。かかる実際家達はそれ故大衆ではない、実際化はであるから大衆化とは喰い違った言葉である。
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* 歴史的――日常的――事物を、歴史的[#「歴史的」に傍点]に見ずして、単に実用主義的[#「実用主義的」に傍点]に見るならば、それがプラグマという概念である。
[#ここで字下げ終わり]
 かくて科学の大衆化[#「大衆化」に傍点]は、通俗化・報道化・実際化――要するに普及化[#「普及化」に傍点]――である理由が無かった。併し之は寧ろ初めからそうありそうなことであったのである。何故なら、大衆化とは階級化[#「階級化」
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