之こそ実質上[#「実質上」に傍点]の階級性である。併しその内でも第四のものは真理価値の原理的・必然的なる内容形態[#「内容形態」に傍点]に関わる、之に反して第三のものはその単なる[#「単なる」に傍点]・個々の・偶然な・内容[#「内容」に傍点]に関わる。第四のものは一般に per se なる階級性であり、之こそ優越なる意味に於ける階級性である。之に反して第三のものは一般に per accidens なる階級性に外ならない(そして第三′[#「三′」は縦中横]のものは、第三のものの更に per accidens なる階級性なのである)。――自然科学は第四の階級性を欠く、それ故、一般に階級性の性質[#「性質」に傍点]を明らかにするためには、自然科学という材料は適当ではない。併し科学一般に於ける階級性の存在[#「存在」に傍点]を指摘するためには、自然科学の階級性を見ることが必要であり適切である。そしてこの同じ言葉を吾々は恐らく数学に就いても繰り返して好いであろう。
 終りに興味あることは、科学階級性の分析は、科学分類の一つの原理を提供し得るだろう、という点である。
[#改段]


[#ここから1
前へ 次へ
全268ページ中224ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
戸坂 潤 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング