《やながわ》立花《たちばな》家の下屋敷内にある)の藪が見え、西は入谷田圃に続いて大鷲《おおとり》神社が見え、大音寺前《だいおんじまえ》の方へ、吉原堤に聯絡《れんらく》する。この辺が例のおはぐろどぶ[#「おはぐろどぶ」に傍点]のあるところ……すべて、ばくばくたる水田で人家といってはありませんでした。
 ざっと略図のようなものでいうと、こんな風な地形となる。
[#雷門付近の地図(fig45964_01.png)入る]



底本:「幕末維新懐古談」岩波文庫、岩波書店
   1995(平成7)年1月17日第1刷発行
底本の親本:「光雲懐古談」万里閣書房
   1929(昭和4)年1月刊
入力:網迫、土屋隆
校正:しだひろし
2006年2月14日作成
2006年6月21日修正
青空文庫作成ファイル:
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