瀚《こうかん》なものであるが、こゝには結論を挙げるだけに止《とゞ》めて置こう。布地に関する鑑定は次の如くである。
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   鑑定
別封第一 片側は濃き納戸地に茶色の模様ある友禅モスリン地片側は黒色の毛繻子地よりなる昼夜《ちゅうや》女帯の一部
別封第二 別封第一の濃き納戸地に茶色の模様ある友禅モスリン地と等しきものなり
別封第三 肉色又は白茶色の地合に赤若しくは金茶色の花様の模様ある友禅モスリン地
別封第四 桃色地に赤色の模様ある友禅モスリン地よりなる縫紐の一部
別封第五 別封第三の布地と等しきものなり
別封第六 モスリン地及黒色毛繻子の緯糸並に鋏
  大正六年十一月七日
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 以上は高工教授佐藤氏の鑑定で、田辺裁縫女学校長の分は次の通りである。
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   鑑定
 以上詳記せる如くにして、之を要するに黒色繻子に藍鼠鹿子形|捺染《おしぞめ》メリンスの腹合《はらあわせ》帯にて幅九寸内外長さ八、九尺にして、片側は全部黒毛繻子、片側は黒毛繻子を折返し、不足分に接ぎ合せたるメリンスを縫いつけたるものにして、之を黒毛繻子を内側に二つ折にし
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