し荒れている、風と雨とが間断なく、船は相当にゆれている。
然し、もうゆれても感じない程、船に馴れて来た。
林君のケビンで話し込んでいたら、船窓から波が入って来て、ザンブリと被った。
コロンボへはあさって着く、コロンボで此の手紙を投凾する。ペナンでは、停泊の時間が少なくて、手紙を出す事が出来なかった。
カジヤ町の僕の部屋は、キレイにそのままにしといてや。額をハズシたり、ものを片づけたりせずに、そっくりそのままにしといてや。
一寸部屋が見たくなって来た。又コロンボからハガキを出す。
もう、二科会も開かれている事と思う。出品の方は、あんじょうしといてくれたか。大分忙がしかった事やろと思う。身体の健康は如何、熱が出たり、夜ねられん様な事はないか。もしそんな場合には、阪村君の方へ行かんといかんぜ。泰ちゃんも気をつけてね。
おかアさんには心配せぬ様に云うといてや、よろしいか。
船中では気候の変化や、生活の変りで、ずい分病人が多い、が然し、僕は不思議にたっしゃである、毎日スキナものを食っているせいかもしれん。然し、毎日のオートミールも少し此の頃あきが来たので、今日からは日本のおかゆを
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