ほいく》との負担からして、実生活の活動を男性に依託せねばならなかった。男性は野の獣があるように、始めは甘んじて、勇んでこの分業に従事した。けれども長い歳月の間に、男性はその活動によって益※[#二の字点、1−2−22]《ますます》その心身の能力を発達せしめ、女性の能力は或る退縮を結果すると共に、益※[#二の字点、1−2−22]活動の範囲を狭《せば》めて行って、遂にはその活動を全く稼穡《かしょく》の事にのみ限るようになった。こうなると男性は女性の分をも負担して活動せねばならぬ故に、生活の荷は苦痛として男性の肩上にかかって来た。男性はかくてこの苦痛の不満を癒《いや》すべき報償を女性に要求するに至った。女性は然しこの時に於ては、実生活の仕事の上で男性に何物をか提供すべき能力を失い果てていた。女性には単に彼女の肉体があるばかりだった。そしてその点から prostitution は始まったのだ。女性は忍んで彼女の肉体を男性に提供することを余儀なくされたのだ。かくて女性は遂に男性の奴隷となり終った。そして女性は自らが在《あ》る以上に自分を肉慾的にする必要を感じた。女性に殊《こと》に著しい美的|扮装《
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