太陽の生み出す慈愛の光を、地面は胸を張り広げて吸い込んでいる。春が来るのだ。
君よ、春が来るのだ。冬の後には春が来るのだ。君の上にも確かに、正しく、力強く、永久の春がほほえめよかし‥‥僕はただそう心から祈る。
[#20字下げ、地より2字上げで](一九一八年四月、大阪毎日新聞に一部所載)
底本:「小さき者へ・生まれいずる悩み」岩波文庫、岩波書店
1940(昭和15)年3月26日第1刷発行
1962(昭和37)年10月16日第26刷改版発行
1998(平成10)年4月6日第71刷改版発行
底本の親本:「生れ出る悩み」叢文閣
1918(大正7)年9月初版発行
※底本には「本書は初版本を底本として、これを文庫編集部において現代表記に改めたものである。」との付記がある。
入力:土田一柄
校正:丹羽倫子
2000年10月10日公開
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全114ページ中114ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
有島 武郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング